プロ人材活用事例

マツダ 株式会社
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    企業DATA

  • マツダ
    株式会社

    企業DATA
    創業/1968年 
    資本金/2,000万円 
    従業員数/20人 
    本社/大阪市
    http://matsuda-fastener.co.jp/

「モノづくりは人づくり」
製造業の基本姿勢をプロ人材に学ぶ

事業内容

独自の塑性技術で
特殊ネジを短納期で量産

金属に熱を加えず、常温のまま塑性加工する「冷間圧造」と呼ばれるコア技術で、高精度なネジ部品を製造。金型も内製し、試作から量産までの期間短縮を実現している。

独自の塑性技術で特殊ネジを短納期で量産

企業紹介

新設の研究施設で
加工技術の最先端へ

同社は現在、2018年4月の完成をめざして兵庫県三田市に新施設の建設を進めている。新施設では同社のコア技術である塑性加工を軸に、さまざまな技術を組み合わせることで最先端の加工方法の確立をめざす。さらにはIoTを駆使した生産性の大幅な改善にも挑戦。新たな取り組みに社員の士気も高まっている。

新施設の完成予想図

VOICE
採用したプロフェッショナル人材の

  • 榊原 好豊さん
  • 多くの企業には採用条件の中に「59歳以下」という年齢制限がある中、マツダには特に制限がなく「若いスタッフの多い会社なので、組織のベースを築くためにベテランの力が必要なんです」と最初に言っていただきました。電子部品を扱う仕事から金属部品の会社への転職でしたが、モノづくりの世界における品質管理に対する考え方は共通するものがあるので、業種の違いは特に気にならなかったですね。

    当社では「ものづくりを通じて、顧客も社員も社会も幸せになる経営をする」という経営理念を掲げています。これは前職の会社の理念にも通じるものがあり、企業規模の違いはあってもモノづくり企業の社会貢献に対する思いは同じだなと感じています。そもそも「製造業の目的とは何なのか」ということも含めて、この理念やモノづくりの基本姿勢を若い世代の技術者にも伝えていきたいと思っています。

榊原 好豊さん YOSHITOYO SAKAKIBARA

大手電機メーカーの電子部品を扱うグループ会社に36年間にわたって勤める。そこではキャリアの多くを設計開発の部署で過ごし、最後の7~8年ほどは品質保証を担当。2016年6月に人材紹介会社を通してマツダへ入社。若手社員が多い同社において品質管理のスペシャリストとして、またモノづくりに対する心構えを教える精神的支柱として活躍している。

  • 採用したプロフェッショナル人材の声01
  • 採用したプロフェッショナル人材の声02
マツダ 株式会社 代表取締役 松田 英成さん

President Voice ~トップの声~

ベテランが示すモノづくりへの姿勢に、
若手の意欲が向上

マツダ 株式会社
代表取締役 松田 英成さん

以前から慢性的な若手の人材不足に悩んでいたこともあり、2011年頃から新卒採用に力を入れていました。結果として若い社員が増えて社内が活気づいたのですが、教育体制が整っていなかったこともあり、人材育成に注力していくことに。そのための指導者となりうる人材を採用するべくプロ人材拠点を利用した結果、榊原さんと出会うことができました。

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榊原さんはモノづくり一筋の大ベテランで、若手にとっては師匠のような存在。入社以来、仕事と向き合う姿勢などを発信してくれて、若手社員の意識にも良い変化が生まれています。特に品質管理に対するスキルアップへの意欲が芽生え、品質管理検定(QC検定)を取得する社員が増加。さらには、業務改善に対する社員の自発的な発言も増えるなど、社員の中に切磋琢磨する風土が生まれているように思います。

「モノづくりは人づくり」と言われます。技術は時代とともに変化するのでゴールはありません。追求し続けても答えのない世界なんです。しかし「人づくり」をしっかりしておけば、変化に合わせてどんどん技術を磨いていくような人材になるはずです。そんな人材を増やして、世界規模で貢献できる会社にしていきたいですね。

  • 採用戦略アドバイザーから企業様への応援メッセージ / 担当 寺田 光宏

理念採用の素晴らしい事例。人材採用に苦労され、経営改革を進め、若手人材の採用で基盤を構築。経営方針・目標に達成する意欲、新しいことへ取り組むチャレンジ意欲が高く、人を中心に経営されています。榊原さんは、経営方針を理解し、いかに現場に落とし込むか、凡事徹底できるかという「モノづくりの基本」を根づかせる、経営者の希望通りの人材でした。新しくできる施設にも大きく貢献されることを期待しています。

※掲載の企業情報は取材時点での情報です